別居後、離婚調停と面会交流調停を申し立て、その後、離婚裁判へと進みました。
ここでは、実際の流れや準備、安全面の配慮についてまとめます。
1|裁判所へ行くまでの安全対策
当時は安全面に不安があったため、弁護士と事前に動き方を相談していました。
初回の調停は、弁護士事務所で待ち合わせをし、一緒に裁判所へ向かいました。
2回目以降は現地集合でしたが、必ず入口で弁護士が待っていてくれ、同伴して待合室へ入りました。
聞き取りの順番が相手方の前になる日は、離れた場所で待機し、弁護士が安全を確認したうえで連絡をくれるなどの配慮もありました。
恐怖心そのものは消えませんでしたが、具体的な対策があることで、不安は軽減されていました。
2|調停当日の流れ
調停では、申立人と相手方は別々の待合室に通され、交互に呼ばれます。
1回の話し合いはおよそ30分程度で、それを2往復する形式が基本でした。
最後に調査官が内容を整理し、必要があれば補足意見を伝え、次回の日程を決める流れです。
相手方の主張が長引くこともあり、待ち時間が予定より延びることも少なくありませんでした。
3|調停・裁判で必要になる書面作成
調停や裁判では、口頭でのやりとりだけでなく、
陳述書や主張書面の提出が必要になります。
私の場合、陳述書はA4用紙で約25ページに及びました。
これまでの経緯や別居に至った理由、子どもへの影響、相手方との具体的な出来事など、
過去の出来事を一つひとつ思い出しながら時系列で整理し、文章としてまとめます。
この作業は想像以上に時間がかかります。
書き進める中で当時の記憶が何度も鮮明に蘇り、体調に大きく影響しました。
吐き気を催すこともあり、
寝不足が続き、情緒が不安定になり、過呼吸を起こすこともありました。
それでも生活は続きます。
翌朝には仕事へ向かい、日常をこなす必要がありました。
完成した原稿は弁護士が確認し、
法的観点から整理・添削し、提出できる形に整えてくれました。
最終的な形に整えてもらえるとはいえ、たたき台を作る作業は当事者自身が行うことになります。
振り返ると、あの分量を一人で法的にまとめるのは難しかったと感じています。
専門家に依頼していたことは、大きな支えになりました。
4|調停委員・調査官とのやりとり
面会交流調停も同時進行だったため、初回に調停委員と家庭裁判所調査官との顔合わせがありました。
弁護士が主張の中心を説明し、私は必要に応じて補足や質問への回答を行う形でした。
調停は双方の主張をすり合わせていく場ですが、相手方が婚姻費用・財産分与・学資保険・養育費などを全面的に拒否したため、話し合いは難航しました。
結果として、私側の離婚条件は何ひとつ合意に至りませんでした。
5|面会交流調停の内容
◇ 私側の主張
・子どもが父親に対して恐怖心を持っていること
・精神的負担から身体的な不調が出ていたこと
・そのため直接面会は難しいという判断
◆ 相手方の主張
・直接面会を希望
・当初は様々な条件を出していたものの、最終的には「月4回の直接面会、長期休暇中の宿泊」へと要望が変化
6|調査官調査の実際
相手方の要望により、家庭裁判所調査官による調査(“調査官調査”)が行われました。
調査は以下の流れでした。
・自宅訪問(調査官2名)
・親子同席での聞き取り
・子どもと調査官のみでの時間
・親のみの面談
・別日に裁判所での面談
いずれも平日に実施されたため、学校や仕事を休む必要がありました。時給制の仕事だったため、収入への影響もありました。
調査は相手方の要望により、離婚裁判の際にも再度行われました。
7|面会交流の結果
最終的に、調査官の判断により「間接的面会交流」となりました。
直接面会は認められませんでした。
離婚裁判時の再調査でも、同様の判断が維持されました。
8|離婚裁判
離婚調停からしばらく経過し、別居期間がある程度続いた段階で裁判へ移行しました。
遠方であったことや安全面への配慮から、手続きはリモートで実施してもらいました。
争点は、
・離婚の可否
・養育費
・親権
でした。
前回の離婚調停の内容と、別居期間が一定程度あったことなどを踏まえ、「婚姻を継続し難い重大な事由」が認められ、離婚は成立しました。親権は私が持つことになりました。
相手方は最後まで離婚には同意しない姿勢でした。
9|結果として残ったもの
相手方が条件を拒否し続けたため、婚姻費用や養育費の取り決めはほぼ成立せず、私側に経済的負担が残る形となりました。
面会交流は、間接的な方法のみが実施されることになりました。
経済的には厳しい結果でしたが、子どもを守るという最優先の目的については、一定の形で実現できたと思っています。
おわりに
書面作成は大変でしたが、事実を整理する作業でもありました。
一人で抱えず、専門家の力を借りることも選択肢の一つだと思います。
関連の記録
陳述書の作成も含め、私は弁護士に依頼しました。
その判断については、別の記事にまとめています。
▶︎ 一人で戦わなくてよかったと思った瞬間
私は離婚調停と裁判で、調査官調査を2回行いました。
離婚調停で行われた調査官調査(1回目)についてはこちらに書いています。
▶︎調査官調査で子どもは何を聞かれたか|当日から報告書まで
調停・裁判(4章)まとめページはこちら
▶︎離婚調停・面会交流・裁判 第4章まとめ|体験と学びのまとめ

